あわやパターで池ポチャ 松山英樹は21位後退
2013/11/16 17:20
静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催された国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」3日目。5アンダーの12位タイから出た松山英樹は2バーディ、4ボギーの「74」とスコアを落とし、通算3アンダーの21位タイと後退した。
ショット、パットともに依然として本調子とはいかない松山だったが、前半は2メートルのスライスラインを沈めた前半3番から2連続バーディを奪取。6番(パー5)では左の林から第2打は出すだけとなったが、続く3打目で250ヤードをきっちりとグリーンに乗せて、パーをもぎ取るなど必死にスコアメークした。
しかし9番、13番といずれも1メートル強のパットを外してボギー。チャンスをなかなか作れないまま、最終18番(パー5)には落とし穴が待っていた。
つま先上がりの右ラフから2オンには成功したものの、2段グリーンの下の段、左サイドに着弾。右奥に切られたカップに対し、15メートルのイーグルパットは段を上りきらず、グリーンの右下へと転がり落ちてしまう。なんとかエッジで止まり、あわや“パターで池ポチャ”の惨事は逃れたが、4打目のアプローチでもグリーンに乗らず、結局ボギー。記録上は2オン4パットというフィニッシュに「何も思わないです」と苦笑いで吐き捨てた。
背中痛については徐々に回復しているというが「ショットも良くない、パットも良くない。そのくらいのスコアです」と淡々。アマチュア時代の2009年大会2日目以来、同大会でオーバーパーを叩いたのは初めて。「明日、回り切ります」と静かにクラブハウスへと向かった。(静岡県御殿場市/桂川洋一)