武藤が挙げる5年ぶり大会制覇へのカギ
2013/10/05 17:46
2008年の「コカ・コーラ東海クラシック」を制した武藤俊憲が、5年ぶりに三好CC制覇に王手をかけた。3アンダー2位タイからスタートした武藤は、前半に4バーディを奪って首位に浮上すると、後半1ボギーで耐えて通算6アンダー。2位に2打差をつけて最高の位置で最終日へ挑む。
「前半はチャンスにつけてスコアを伸ばすという、完璧なゴルフができました」。風がほとんど吹かなかった前半、武藤はアイアンショットが冴えてバーディを量産。9番ではピン奥30センチにぴたりとつけて難なくこの日4つ目のバーディを決めた。
後半は1つもバーディを奪うことができなかったが「グリーンの読み違いが多かった」と、15番パー5では3パットでのボギーを記録した。「コースがコースなので、伸ばす選手は少ないと思ってプレーしていました」と、周囲を見渡す“冷静さ”を自身が首位に立った要因として分析した。
今季は「インドネシアPGA選手権」と「中日クラウンズ」での5位が最上位。最終日に最終組でラウンドするのは、昨年優勝を果たした「関西オープン」以来1年ぶりとなる。
気負わず、焦らず、冷静に。「明日も今日と同じようなゴルフができれば。まずは、フェアウェイにしっかりと置くことですね、それができれば良い結果になると思います」と、ツアー通算6勝目、そして5年ぶり2度目の大会制覇へのカギに挙げた。(愛知県みよし市/本橋英治)