2013年 〜全英への道〜ミズノオープン

富村真治、後輩・松山に刺激「あいつにできるなら・・・」

2013/06/27 19:01
後輩には負けられない!?東北福祉大出身の富村真治が2位タイ発進!

東北福祉大出身で松山英樹の1学年先輩、富村真治が「~全英への道~ミズノオープン」初日に、6バーディ1ボギーの「67」、通算5アンダーで回って、首位と1打差の好スタートを切った。

昨年のファイナルQTは53位。今年はチャレンジツアーを主戦場としている富村だが、今大会は用具契約を結ぶミズノの推薦により、今季2試合目のレギュラーツアー出場を果たしている。

アマチュア時代の10年、11年にも出場し、今年は予選会となるミズノドリームカップにも参戦。コースに対する不安は無い。「ミズノの先輩方にも優しくして頂いて、ホームの試合という感じでやりやすいです」と、周囲の期待にまずは初日の結果で応えた。

昨年末にプロ転向を果たした22歳は、現在は沖縄から拠点を移し、千葉県木更津市にあるザ・カントリークラブ・ジャパンに所属して、研修生のような生活を送っている。その生活は、朝6時にコースに行ってキャディバッグの積み下ろしなどの手伝いをし、昼から夜20時頃まではラウンドを含めた練習。自宅はコース近くの山中にあり、毎日3食をゴルフ場で食べ、「ゴルフかご飯」というまさに“ゴルフ漬け”の毎日だ。

その原動力の一つには、もちろん後輩の活躍もある。「昔から仲良くしているし、一人のかわいい後輩でもある。でも、やっぱり“くそっ”ってなりますね。あいつにできるなら、自分もできるようにならないといいけないと思います」。

飛距離ではなく、ショートアイアンを中心とした精度の高いショットで勝負したいという富村だが、プロ入り後にはアマとの違いを実感。「アマの試合ならグリーンが軟らかくてごまかせるけど、飛ばないのに(ショットが)パラパラしていたら勝負にならない」と、その差を感じ取っている。

先は長いが、好スタートを決めた初日。「ミズノの契約プロは、(鈴木)亨さん以来(02年)行っていないので、次は俺が行ければという気持ちは持っています」。当然、全英のチケットも頭の片隅には意識している。(岡山県笠岡市/今岡涼太)

2013年 〜全英への道〜ミズノオープン