2012年 ダンロップフェニックストーナメント

引退から1年、古閑美保「違う自分がやっていた」

2012/11/13 17:58
テレビマッチの司会を担当した古閑美保は、選手たちのプレーに一喜一憂した

国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の大会2日前に、恒例となったテレビマッチ「京セラ ドキュメントソリューションズ フェニックスチャレンジ」の収録が行われた。今年の参加選手は石川遼宮本勝昌ルーク・ドナルド(イングランド)、北田瑠衣笠りつ子木戸愛の6人。そして、昨年までは選手として出場していた古閑美保が司会として参加した。

収録後にクラブハウスに戻った古閑は、多くの関係者に「ご無沙汰しています」と挨拶を交わす。昨シーズンで現役を引退して丸1年、女子ツアーのラウンドレポーターを数試合こなした以外では、プロアマやジュニアレッスンなどのイベントに参加する程度で、あまり精力的には活動をしていないと話す。

恒例のテレビマッチ、今年は招待選手のルーク・ドナルドが参戦した

ゴルフに関しても「そうですね、月に1回とかですかね」と考えながら話し「実は思ったんですけど・・・」と続ける。「ゴルフをやめて、わかったことがあるんです。私は10歳のころから真剣にゴルフに打ち込んでいて、ゴルフをしている時の性格は本来の私じゃないってことを思ったんですよ。なんか、ツアーに出ている時は違う自分が戦っていた感じなんです。逆に今は10歳までの自分の性格に戻ってきた感じです(笑)」。

現在は、貯金を切り崩さない程度に、稼いだ分は生活費以外残った分だけを使う程度。派手な生活ではないが、思いのままに暮らしているという。「結婚願望も今はないですね。25歳ぐらいのときは願望ありましたよ。でも、今は『そのうちできるかな』くらいに考えています。結婚だけが幸せとは限らないとか、そういう意見を聞いたりすると、確かに他のことでも楽しいことはいろいろあるなって」。メディアの前に姿を現すこと自体久しぶりと話す古閑だが、以前と変わらぬ口調で屈託のない笑顔は健在だ。(宮崎県宮崎市/本橋英治)

※「京セラ ドキュメントソリューションズ フェニックスチャレンジ」は、2012年12月15日(土)14:00~15:24 MBS毎日放送 他で放映予定

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