素顔のツアープレーヤーたち <佐藤信人選手>
今年度のジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)会長の佐藤信人。
最近、その佐藤が、「松井選手にソックリ!」と評判だ。
“松井選手”とは、もちろん、今年から大リーグのヤンキースへの移籍が決まったゴジラこと、松井秀喜・外野手のこと。
「顔とか姿形が、というわけではなくて、あくまでも、2人の醸し出す雰囲気なんです!話し方や声、持っている空気みたいなものが、どこか、似ているような気がするんですよね」とは、あるファンの方の弁。
佐藤を良く知るベテランのゴルフ記者も、「確かに、記者会見のときの受け答えの仕方とか、表情や笑い方に共通するものを感じます。冗談の言い方やしぐさなんかも、似ていますね」と証言する。
特に、松井選手の入団会見が放映された直後には、周囲の何人かが直接、佐藤に「似ているね」と言ってきてくれたそうで、本人も、まんざらではなかったようだ。
「うれしいですね。テレビで見る限り、松井さんの記者会見などは僕の中ではとても印象が良いし、どんなときもマスコミに対してのああいった感じの良い対応ができるなんて、素晴らしいな、と感じていましたからね」(佐藤)
その松井選手は球界でも“良い人”で有名で、常に周囲の人たちに気を遣う、優しい性格なのだそう。そんなところにも、2人の共通項が、見え隠れしてくるようだ。
先週の22日に右ひじに出来た遊離軟骨の切除手術も無事に済んで、退院後はファンの集いやトレーニングの再開など、充実したオフを過ごしている佐藤。
今年は、昨年のQスクールで取りそこなった米ツアーの出場カードをぜひ手に入れたい、と張り切っている。
2003年は、佐藤にとってもさらなる飛躍の1年にして、一足先に世界に飛び出した“ゴジラ”の後を、追いたいところだ。
※日本ゴルフツアー機構が発刊しているメールマガジン(プレーヤーズラウンジ)より転載しています。