2012年 VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント

2週連続優勝がかかる武藤「やることは一緒」

2012/08/22 18:01
前週の「関西オープン」を制した武藤俊憲。最後はヒヤヒヤだったが、1勝の価値は変わらない

国内男子ツアーの「第40回VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」は23日(木)から4日間、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で行われる。前週の「関西オープンゴルフ選手権競技」を制した武藤俊憲は、開幕前日にプロアマ戦で最終調整を行った。

7月の「全英オープン」、そして今月初旬の「WGCブリヂストンインビテーショナル」と、世界最高峰での戦いを経験し、その直後に待望の今季初勝利をマーク。それでも武藤は、満足感に浸ることなく、「家族とゆっくり食事をしたくらい」と“祝勝会”も、そこそこにして、最終日翌日には福岡入りした。

今大会は国内男子ツアーの会場で唯一、高麗芝のグリーン。「グリーンを狙うショットでいつも通り攻めていこうと思う」とするが、パッティングの勝負となると「高麗独特のクセをどう攻略するか。やっぱり(ボールの)止まり際が難しい。最後のひと転がりがどっちに曲がるか…」と警戒する。

それでも「日本に帰ってきてから、トレーニングと練習を積んできたので良い状態が続いている」というだけに、2週連続優勝にも果敢に挑む。同大会は昨年、一昨年の優勝スコアは通算22アンダー(ベ・サンムン谷原秀人)、そして2009年は21アンダー(池田勇太、プレーオフにより勝利)と、例年バーディ合戦が繰り広げられており、持ち前の爆発力を発揮できる環境は整っている。

「やることは一緒なので、特別何かを変えるつもりは無いです。いつもの流れで、特別なものも無く、いつものようにプレーする。それだけです」。冷静な言葉に闘志を込めた。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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