松山、「プロの試合より緊張」も5アンダー/レジェンドプロアマ初日
2012/05/05 19:56
千葉県の麻倉GCで5日(土)、プロアマ混合の「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」が開幕した。4回目を迎える今年の目玉の1人として、アマチュアの松山英樹が初めての参戦。各界から多くの著名人が集まるツアーとはまた違った雰囲気に、「スタートではプロの試合よりも緊張した」と振り返りながらも、そこは持ち前の強心臓。7バーディ、2ボギーの5アンダーと堂々のプレーを演じた。
今大会には“アマチュアの部”からエントリーしている松山だが、各ホールではプロと同じバックティを使用し、出場全てのプロの順位と照らし合わせても、首位に2打差の単独3位という上々のスコア。しかし松山の成績は、大会規定により“アマチュアの部”の正式な順位には組み込まれず、あくまで参考記録の扱いとなっている。その中でも、「真剣にプレーしないと、ギャラリーの方やプロ、著名人の方にも失礼。一生懸命やる自分のスタイルを崩さずにやっていきたい」と、全力プレーでギャラリーを沸かせた。
その松山の胸中には、中嶋常幸から授かったある言葉が秘められているという。最終日に「80」をたたき、ローアマを逃した今年の「マスターズ」後に、“出る試合は全て勝つつもりでやりなさい”という教示を受けた。「今週もそのつもりで、集中してやっています」。順位にこそ反映はされないが、スコアでは、プロを含めた頂点の座を見据えて明日の最終日を迎える。(千葉県佐倉市/塚田達也)