石川遼、新しいクラブ「EZONE」で世界へ挑戦!
石川遼がクラブの使用契約を結ぶヨネックス株式会社の新製品発表会が都内で行われ、石川も出席して、新しいクラブ使用への期待を語った。
今回石川が使用予定の「EZONE」Type380ドライバーは、ヘッドが小ぶりで洋ナシ型が特徴だ。ヨネックスが、世界へ挑戦する石川の「350ヤードという飛距離を出したい」という要望に基づき、何度かの試作を繰り返して、新しい武器として結実した。
「現在使用しているNANOVと比べても、体積自体は小ぶり。洋ナシ形は違和感なく構えられた。ディープな形状なので、自分のスイングもスムーズに出来そう。(体の)詰まりなく、効率よくエネルギーを伝えてくれるのではないかと思っている」と印象を語った。実際に試打するのはこれからだという石川は、「振りやすくなっているので(試打が)楽しみ」と言う。
また、「EZONE」のMBアイアンの使用を同時に検討しているという石川は、「アイアンに求めるものとして、ロングアイアンのスピン量が1つ。トップブレードが薄く、難しいとされているが、グリーンで止まる球が打てれば、ピンを狙っていけると思う」。また「ショートアイアンでは、スピンがかかりすぎることが悩みなので、MBを打てるようになれば、操作性が良くなるのではないか」と期待の言葉を口にした。しかし、これまで一切、マッスルバックアイアンを使用したことがないため、どんな打感なのか、上手く打てるのかを懸念しており、「クラブを変えるのは大きな決断で、目的をしっかり持って変えなければ」と慎重さも見せた。
石川は今週CM撮影など、過密なスケジュールをこなし、来週の合宿から渡米までの3週間の中で、実際にテストをすることになる。初戦を予定している米国ツアー「ノーザントラストオープン」で新しい最強の武器を手に、戦う姿が楽しみだ。