国内男子ツアー

シニア賞金王の倉本は「ジャンボ越え」を狙う!

2011/01/17 19:03
レギュラーツアー最年長優勝記録を狙う倉本(左)は、タレントの菊川怜(中)、漫画家の弘兼憲史とブリヂストンスポーツの新ブランドをアピール

倉本昌弘が17日(月)、用具契約を結ぶブリヂストンスポーツの新ブランド「PHYZ(ファイズ)」の発表記者会見に出席。昨年度のシニアツアー賞金王は2年連続のタイトル獲得とともに、国内男子レギュラーツアーでの最年長優勝記録樹立へ意欲を見せた。

昨年「日本シニアオープン」、「HANDA CUP シニアマスターズ」で優勝し生涯初の“賞金王”の座に着いた倉本は、その視線をさらに大きな目標に向けていた。今年9月に56歳となる今シーズンを前に「尾崎さんの最年長記録を抜きたい」と宣言。2002年の「全日空オープン」で尾崎将司が樹立した国内レギュラーツアーの最年長優勝記録(55歳7か月29日)更新を誓った。

今季のレギュラーツアー第4戦「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」以降の試合を制すれば、金字塔を打ち立てることになる。倉本自身、2003年の「アコムインターナショナル」を最後にレギュラーでの優勝は無い。だが「55歳で抜けないというのが究極の記録だと思うが、それを狙って頑張っていきたい。(シニアになって)レギュラーツアーに出て、勝てる人は限られている。自分に合うコースと巡り合えば可能性はある」と昨年掴んだ手ごたえを確かな自信へと変えている。

今後は束の間のオフを取り北海道でスキーを楽しんだ後、2月からのべ1か月間、米国ロサンゼルスとフロリダで合宿を行い、ショートゲームを中心に鍛錬を積む。国内レギュラー、シニアツアーはもちろん、5月の「全米シニアプロ選手権」、7月の「全英シニアオープン」、「全米シニアオープン選手権」にも出場予定。世代も国境も越え、2011年もフル回転する。