今田竜二、予選ラウンドは遼と同組に
2010/11/10 18:48
米ツアーを主戦場とする今田竜二が、今年も「三井住友VISA太平洋マスターズ」の舞台に帰ってきた。今年で3年連続の出場。「母国の試合にスポットで出させてもらい、有難いことだし、すごく楽しい。雰囲気は最高に良いですね」と笑顔をのぞかせた。
米ツアー初勝利を飾るなど、飛躍を遂げた昨シーズンから一転。今年2月に判明した左肋骨のヒビが災いし、およそ1ヶ月に渡り戦線を離脱するなど苦しいシーズンが続いた。未勝利、さらには来季のシード権を得る賞金ランク125位以内も危うい状況だったが、シーズン終盤でトップ10フィニッシュを続け、シード権を確定させての来日となった。
「最後は良い結果で終われて、ようやく肩の荷が降りた。思い詰めていたものも、一気に消えた気がした。結果的に良い年じゃなかったけど、終わりの試合が良かったので来年に繋がったと思う」。夏場まで痛かったという肋骨の痛みも癒え、心身ともに充実した状態で今大会を迎えられそうだ。
初日と2日目の予選ラウンドは、石川遼と同じ注目組。「遼くんはすごい選手に成長しているし、置いていかれないよう、しっかりついて行きたい」と謙虚な言葉を残したが、その実力は誰もが認めるところ。米ツアーでも屈指のテクニシャンが、本場仕込みのプレーで大会を大いに盛り上げる。