入場ギャラリー数はコロナ前の57%まで回復 無観客は1試合
国内男子ツアーは前週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で2022年シーズンを締めくくった。女子ツアーは前々週「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が最終戦だった。コロナ禍での気になる入場ギャラリー数の推移を両ツアーで振り返った。
男子ツアーは4月「東建ホームメイトカップ」で国内初戦を迎えたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で予定していたプロアマ戦、前夜祭が中止。また、本戦4日間はすべて無観客で開催された。
それでも2022年の試合で無観客は男女を通じて同試合のみ。以降は上限を設けるなどしながら有観客で行われた。
男子ツアーで注目すべきは石川遼が制した11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」。全日入場が無料となり、男子では今季最高の2万6702人が集まった。1万人以上を集めたのは同試合を含めて4試合(コロナ禍前の19年は16試合)だった。
女子ツアーは3月「ダイキンオーキッドレディス」でスタート。有観客で1日につき3000人の上限で開催され、4日間で8827人を集客。前年比5404人増だった。10月「日本女子オープン」の2万7271人が最高で1万人以上集めたのが13試合(19年は37試合)あった。
男子ツアーは今季国内で25試合を有観客で開催し、18万3380人を集客し、平均は7335人。女子ツアーは38試合で38万8772人、平均は1万231人だった。
男女両ツアーで計57万2152人。19年の101万669人と比べて57%まで回復した。
<2022年 観客数トップ3>
人数/試合名/開催月 会場
◆男子
2万6702人/三井住友VISA太平洋マスターズ/11月 静岡・太平洋クラブ御殿場コース
1万3187人/Sansan KBCオーガスタ/8月 福岡・芥屋GC
1万572人/バンテリン東海クラシック/10月 愛知・三好CC西コース
◆女子
2万7271人/日本女子オープン/10月 千葉・紫CCすみれコース
2万5146人/ワールドレディスチャンピオンシップ/5月 茨城・茨城GC西コース
2万45人/TOTOジャパンクラシック/11月 滋賀・瀬田GC