星野陸也は1打差3位で週末へ 悩みの首痛に「枕は高いのを何個も」
◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2日目(28日)◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城)◇7039yd(パー70)
腰、膝、肘などなど…。全国を転戦する長いシーズンで、体の故障と付き合いながら戦い続けるプロゴルファーは多い。若いから痛みとは無縁かというと、そうでもない。ツアー5勝の26歳、星野陸也も痛みを抱えながらツアーを戦い続ける一人。「年に3、4回くらい痛めていたけど去年から1、2回に減って、今年はよくこの連戦の中で耐えてきたと思う。痛いときは腫れて寝るのが怖いくらいだった」と、数年前から首痛に悩まされていた。
「枕とマットレスは常に持ち歩いているし、枕は高いやつを何個も買った」。アスリートにとって体は資本。健康のための投資は惜しまない。「うまくケアや治療、トレーニングをしている」と周りのアドバイスも取り入れながらうまく付き合い続けている。
悩みと向き合い続けたかいもあってか、「ツアー1年目のときは寝るのが怖かったけど、(最近は)そういうことも起きない」と今年はコンディションの向上を実感。「今週も無理しすぎないようにしているけど、良くなってきている」と少しずつ快方に向かっている。
首の様子を気にしながら単独首位からスタートしたこの日は、スタートの10番をバーディで滑り出したが、続く11番でボギーをたたいてもどかしい展開が続いた。パー5の16番で確実にバーディを奪うと、18番の2打目では「いいショットだった」と6Iで1mにつけて楽々スコアを伸ばした。後半はイーブンパーとしたが、4バーディ、2ボギー「68」で通算9アンダーの3位で終えた。
首位とは1打差で迎える地元・茨城での週末は「いいパットを決めて、なるべくボギーを打たないように。悪い流れにならないようにうまくマネジメントしていきたい」。中島啓太、ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との最終組で回るムービングデーを見据えた。(茨城県小美玉市/内山孝志朗)