2022年 日本オープン

アダム・スコットが中高生にセミナー開催「シャイにならずにどんどん挑戦を」

2022/10/19 07:50
来日してから「3日連続で神戸ビーフを食べている」と話すアダム・スコット

元世界ランキング1位で、PGAツアー14勝のアダム・スコット(オーストラリア)が「日本オープン」開幕2日前の18日、六甲国際ゴルフ倶楽部で中高生ゴルファーを対象に「フューチャー・ゴルファー・セミナー」を開催した。関西地区の計25人に向け、リクエストに応えたショットを披露したほか、アンバサダーを務めるユニクロの出張授業にも出席。3年ぶり5度目のジュニア育成イベントで交流を図った。

同郷のグレッグ・ノーマンタイガー・ウッズに憧れてプロ転向したスコット。「自分が望めば望んだようなキャリアを築いていける。運命は自分で決められることと、時間を上手く使うことを僕もノーマンとかから学んだ」と話した。

中高生に向けてレッスンを行ったアダム・スコット

今年でプロ23年目を迎える42歳は、昨シーズンもプレーオフシリーズまで戦い続けた。第一線で長年走り続けるコツに「ハードワークと運」とし、ジュニアらには「僕も同じ年頃の時はシャイだったけど、そうならずにどんどん挑戦していってほしい」と語りかけた。「松山(英樹)選手に会ったら、アダムと一緒にプレーしたと言っていいから」と場を和ませる一幕もあった。

真剣なまなざしで、世界のトッププロの弾道を見ていた

「いい時と悪い時にどのような課題を持つのか、どのように対応していくのか。起伏がある中で、柔軟に対応していければ長く活躍できると思う。今、こういう年齢になって、なおさら下の世代にいい影響を与えて行かないといけないなと思っている。いろいろな問題がはびこる中で、責任感を持つということを若いゴルファーたちにも学んでいってほしい」と語った。

18歳の時から食事面は意識しているというスコットは、来日してから「3日連続で神戸ビーフを食べています」。親日ぶりを見せながらジュニア選手らとの親交を深めていた。(編集部・石井操)

イベントに参加したジュニアらと集合写真

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