“アマチュア最後の日”に優勝争い 杉原大河「人生で最高のプレーを」
2021/11/13 18:18
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 3日目(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
アマチュアの杉原大河(東北福祉大4年)が最終18番(パー5)で2日続けて見せ場を作った。前日イーグルを決めたフィニッシングホールで、この日も残り166ydから9Iで2オンに成功。2.5mの下りの速いフックライン。わずかに押し出してしまった分だけ、カップの右を抜けた。
連日のイーグル奪取なら最終日最終組に飛び込んでいたが、それでも「69」で通算3アンダーは3打差4位。最難関ホールの前半6番では右の林から打ったセカンドが池につかまってダブルボギーをたたいただけに、一日をアンダーパーで締めくくったプレーには価値がある。
3日間を通じたドライビングディスタンス326.67ydは堂々の1位と持ち味を発揮。「(比較的風も穏やかで)3日間で一番チャンスが多かった。“寸止め”が 3、4回あって、いつになったら入るんだろうという感じだった。パターがしっかり入ってくれれば、チャンスはあると思います」と逆転Vへのポイントを明確にした。
アマチュアとして出場する最後のトーナメントの最終日。「ここまで来たら、優勝を狙って突っ走って、頑張っていきたい。アマチュアとしての最後の一日なので、悔いが残らないように、今までの人生で最高のプレーをできれば」と力強く言葉を紡いだ。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)