2021年 ANAオープン

“道民”として盛り上げたい 植竹勇太が1打差3位

2021/09/17 20:35
3位で決勝に進んだ植竹勇太。週末も期待だ

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 2日目(17日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063yd(パー72)

「めちゃくちゃいいです。最高ですね」。地元・北海道幕別町出身の植竹勇太の幸せそうに話した。大会2日目に6バーディ「66」で首位と1打差3位に浮上。それも確かにうれしいが、今週はコースから自宅まで車でわずか20分。家に帰れば、3月31日に結婚したばかりの奥様が待っていてくれるのだ。

地の利はある。プレーし慣れた洋芝コースで、「風は強かったけど、大きなミスもなく冷静にできました。グリーンを外したのも1回だけ」と、同じ北海道出身の片岡尚之とともに8人が並ぶ3位グループを構成している。

片岡が初優勝を飾った5月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」では自身もツアーベストの2位。「悔しい気持ちもあったけど、北海道のゴルフ界が盛り上がるので、道民としてうれしかった」と後輩の初優勝を祝福した。次こそは自分の番だ。

今年は残念ながらコロナ禍のため無観客で、新婚の奥様は会場には来られないが、大会公式サイトではインターネット中継が行われている。「ライブ中継を見ているから映ってね」という愛妻の頼みには、この週末もばっちり応えられそうだ。(北海道北広島市/今岡涼太)

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