かわいい…金谷拓実「グリーンジャケット持ち歩く」宣言の松山に
2021/04/15 16:00
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(15日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)
かわいい――。金谷拓実は偉業を成し遂げた先輩の凱旋会見を見て、そう思ったと明かした。
2021年の国内男子ツアー初戦。金谷は「苦手」と公言する初日を5バーディ、1ボギーの「67」でプレーし、4アンダーの上位で滑り出した。
前日、マスターズを制覇した東北福祉大の先輩、松山英樹の帰国会見のようすを見た。勝者の証し、グリーンジャケットを「常に持ち歩こうと思っている。どこかに置いてなくなるよりは、自分が持っている方がいいのかな」と語った松山について「かわいいな」との感想を抱いたという。
記者団にそう述べると、すぐに「怒られるかも」と恐縮していたが…。
この日は前半10番のティショットを左ラフに曲げ、あわただしい出だしとなったが、残り20ydの3打目をチップインさせてパーセーブ。「緊張してバタバタしていたけど、あのアプローチで落ち着いたかな」と冷静さを取り戻した。
ツアー2勝の22歳は「油断すると、こけるので」と自らに言い聞かせる一方、「首位(ホールアウト時点で6アンダー)とそこまで差を開かずにスタートできたので、今まで以上に優勝できるチャンスはある」と力を込めた。(三重県桑名市/石井操)