金谷拓実が太平洋クラブとスポンサー契約「プロでも世界一に」
株式会社太平洋クラブ(本社・東京都港区)は31日、男子プロゴルファーの金谷拓実とスポンサー契約を締結したと発表した。期間は3月1日から5年間で、キャディバックとウェアの左袖にロゴをつけてプレーする。
今年3月に東北福祉大を卒業した金谷は、在学中の2019年11月に同社が提携するコースで開催された国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡・太平洋クラブ御殿場コース)で史上4人目となるアマチュア優勝を果たした。昨年9月にはアマチュア世界一の称号「マーク・マコーマックメダル」を獲得。同年10月にプロ転向し、11月の「ダンロップフェニックストーナメント」でプロ初優勝を飾った。
欧州ツアーをはじめ、海外挑戦への強い思いはこれまでと変わらず、この日行われたオンライン会見では「アマチュア時代に試合で競っていた選手たちが、キャリアの最初を欧州ツアーから始める人が多かった」と話し、「プランとしては3年間で(同ツアーの)ポイントランキングで1位を取って、そこからアメリカで戦いたい」と具体的なビジョンを明かした。
今年は1月から2月にかけて海外ツアー3試合を経験。今回の契約について「先日(出場した欧州ツアー)の『オメガ ドバイ デザートクラシック』のコースとなるエミレーツGCとか世界にも提携コースがあるということで、そういったサポートを受けられるのも楽しみです」と感謝を口にした。
国内男子ツアーは21年初戦「東建ホームメイトカップ」(4月15~18日/三重・東建多度CC名古屋)から出場予定で、7月末には東京五輪が控える。現時点で世界ランキングは116位。「オリンピックも目指している。(今年の)開幕戦からどの試合も一生懸命プレーしてランキングを上げていきたい」と意欲を見せ、「アマチュアとして世界一になった。プロとしても世界一になりたい」と抱負を語った。