2020年 日本シリーズJTカップ

SNSで届いたオファー ルーキー石坂友宏は片山晋呉と練習ラウンド

2020/12/02 17:22
初出場の石坂友宏(右)は片山晋呉との練習ラウンドから多くを学んだ

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前(2日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

2週前「ダンロップフェニックス」ではプレーオフのすえ、金谷拓実に惜敗。ツアー初優勝を逃した石坂友宏のSNSには直後から激励メッセージが多く届いた。「インスタのフォロワーも500人弱くらいだったんですけど、今は1000人弱になりました」。その反応の中には、思わず驚くものも。面識がほとんどなかった永久シード選手からのダイレクトメッセージもあった。

2020年最後の試合を控え、石坂は47歳の片山晋呉とコースをチェックした。SNSのDMで練習ラウンドのオファーがあり、「ぜひお願いします」と即答。貴重なアドバイスを直接もらえる機会を得た。

日本ウェルネススポーツ大に通う21歳の現役大学生プロにとって、東京よみうりCCでのプレーはジュニア時代以来。もちろん、ツアー競技でのセッティングは「だいぶ印象が違う。ラフも伸びていますし、グリーンも硬くて速い」と話した。

片山のプレーに「グリーン周りのアプローチとか、見ていてすごい。吸収したい部分がたくさんある」と目を奪われつつ、名物ホールの最終18番(パー3)を警戒して練習に励んでいると、片山からは「そこにピンは切られない」と助言も授かった。

「1年前のこの時期は、ちょうどQT(出場権をかけた予選会)だったと思う」。激動の時間を経て、大会最年少優勝記録(23歳363日/1981年・羽川豊)の更新をかけてプレーする身になった。「4日間、優勝争いができればうれしい。(優勝スコアは)ふた桁くらいかなと思っている」と静かに闘志を燃やした。

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