国内男子ツアー

ゴルフきょうは何の日<11月2日>

2020/11/02 06:43

2008年 石川遼が史上最年少でプロ初勝利

当時17歳の石川遼

兵庫県のABCゴルフ倶楽部に1万2937人のギャラリーが詰めかけた「マイナビABCチャンピオンシップ」で石川遼がプロ転向後初のツアー優勝を果たした。首位と3打差の通算6アンダー3位からスタートした最終日に4バーディ、1ボギーの「69」でプレー、通算9アンダーとし、後続に1打差つけての逆転優勝だった。

石川は4番、5番で2連続バーディを奪って前半から首位の深堀圭一郎に並んだが、その後に2打差をつけられた。「前半は頭が真っ白で、気付いたら後半だった」と石川。終盤15番(パー5)のバーディで、1つスコアを落とした深堀と再び並び、16番で8mのバーディパットをねじ込んで力強いガッツポーズ。ついに単独首位に。

深堀と2打差のトップとなって迎えた最終18番では「ティを挿す時に手が震えていて、漫画みたいだった」。ティショットを左に曲げ、池越えとなる2打目はグリーンにわずか届かず池へと転がり落ちた。しかし、ここからウォーターショットで3mにつけ、2パットでパーセーブ。勝利を手繰り寄せた。

同年1月にプロ転向を宣言してから約10カ月、史上最年少の17歳1カ月15日で優勝し、プロとして史上最年少優勝記録を3年以上縮める新記録を樹立した。

18番の第3打、ハザード内から見事にウォーターショットを決めた!
感極まった石川は、感激の涙を抑えることが出来なかった。