2020年 日本オープン

「世界ランク50位、松山さんのライバル…」プロデビュー金谷拓実の目標

2020/10/14 16:54
アマチュア世界一の称号を得てプロデビュー戦に臨む金谷拓実

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前情報(14日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)

今月2日にプロ転向した金谷拓実(東北福祉大4年)がプロデビュー戦になる「日本オープン」開幕前日の14日、会場の紫CCすみれコースでアマチュア世界一の称号「マーク・マコーマックメダル」の授与式に参加した。

ナショナルチームに2014年から20年まで所属し、世界アマチュアランキング1位になることを目標に励んできた。R&A、USGAによりアマランク1位に贈られる同賞を日本人で初めて受賞した。「この目標を立てたときの当時は『ハードルが高い目標を立てたな』とは思ったけど、一つ一つ自分の課題をクリアしていくにつれて、目標が近くなった。受賞した歴代の選手も活躍している選手が多いし、名誉ある賞がもらえて嬉しい」と話した。

アマチュア時代と変わらず大学のユニフォームを着用しプロ転身の実感は「まだない」と笑う。「プロとしてもアマとしても一打、一打に対する気持ちは変わらない」と見据える先は変わらず、今後の目標は「世界ランキングトップ50位。そこに入れば海外の試合に出られるようになるチャンスも増えてくると思うので」と明確だ。

今大会に初めて出場した15年は2位で決勝ラウンドに進み11位。17年は池田勇太との優勝争いを最後まで演じ、ローアマチュアは計3回獲得してきた。「みんなが目標とする大会だと思うし、自分も優勝したい。この難しいセッティングの中で自分がどこまで出来るか楽しみ」と語った。

目標の中では母校の先輩・松山英樹にも触れ「松山さんの“ライバル”と思われるようになりたい」。9月開催の「全米オープン」に出場した際に松山にプロ転身の話をしており、次週22日開催の「ZOZOチャンピオンシップ」(シャーウッド/カリフォルニア州)でも再会する予定がある。まずは日本一の称号を狙う。(千葉県野田市/石井操)

グリーン上に家を建てようとしている訳ではありません。
祝福してくれた仲間達と記念写真。
プロになっても練習ラウンドは、アマチュア仲間達と一緒に。

2020年 日本オープン