男子ツアーと“和解” ISPS会長がスポンサー復帰に言及
2018年を最後に国内男子ツアーのスポンサーから退いていた一般社団法人「国際スポーツ振興協会」(ISPS)の半田晴久会長は8日、都内で開いた記者会見で「来年はスポンサーに復帰して、公式戦としてレギュラー1試合、下部1試合の2試合を開催できないか考えている」と明らかにした。
ISPSは2012年から国内男子ツアーの大会を開催してきたが、半田氏は18年9月の「ISPSハンダ マッチプレー選手権」で「疑問を感じざるを得ないことが色々あった」と運営面での見解の相違が生じ、昨年スポンサーから撤退したと説明。一方で、その後「JGTO(日本ゴルフツアー機構)の方々から謝罪があった」とし、新型コロナウイルスの影響で男子ツアーの試合数が減少していることもあり、復帰を検討しているという。
この日は、10月に男子選手が出場するチャリティートーナメント2試合(※)の開催を発表。ともにJGTOの青木功会長が表彰式に出席し、プロアマ戦では半田氏と同組で回るとした上で「青木さんとはプレーしたことがないので『いいですね、ぜひ』となった」と明かした。ISPSとJGTOとの“和解”を象徴する場にもなりそうだ。
半田氏はまた、12月に予定されていた国内3ツアー対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」が開催中止に追い込まれたことに触れ、「3ツアーズに代わる『ゴールデンミックスコンペ』を開催できないかも考えている」と言及した。
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「ISPS HANDAコロナに喝!!チャリティー・チャレンジトーナメント」(10月14日~16日/茨城・ロックヒルゴルフクラブレイクコース):賞金総額2300万円(優勝賞金360万円)
「ISPS HANDAコロナに喝!!チャリティー・レギュラートーナメント」(10月29日~31日/福島・五浦庭園カントリークラブ):賞金総額5300万円(優勝賞金1000万円)