2020年 日本オープン

未曽有の混乱で不安も…プロ宣言の金谷拓実

2020/10/02 16:05
プロ宣言した金谷拓実(写真は2020年全米オープン)

2日にプロ転向を宣言したアマチュア世界ランキング1位の金谷拓実(東北福祉大4年)は「世界中が未曽有の混乱に直面する中でのプロ転向には不安もありますが、自分にできることに精一杯専念し、関係者やゴルフ業界を応援するファンに少しずつ恩返しをしていきたい」とコメントした。マネジメント契約を結んだIMGのプレスリリースを通じて述べた。

金谷は9月の海外メジャー「全米オープン」から帰国し、新型コロナウイルス感染拡大防止のための自主隔離の期間中。東北福祉大を通じ「自主規制期間のプロ宣言となり、心苦しい限りですが、監督と相談の上、大安吉日であったこと、日本オープンに向けて最もタイミングの良い日であることを考慮し、この日をもってプロとなることを選択しました」と説明。

「全米オープンで予選通過できなかった悔しい思いや、海外の超一流選手のプレーを間近に見てきたことも、プロとなる気持ちを一層後押ししました」とした上で、「ゴルフをする子どもたちの目標となるようなプレーヤーを目指していきたい」と決意を語った。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長は「これから長く続くプロの世界では、良いときもあれば、思うようにいかない苦しいときもあるでしょう。ですが、ゴルフに対して常に真摯(しんし)に向き合い、日々の努力を怠ることがなければ、必ず道は開けるはずです。今後のさらなる飛躍を期待しています」と激励した。

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