2020年 フジサンケイクラシック

医療従事者らに拍手で男子ツアー再開 選手会は地元自治体に寄付

2020/09/03 15:15
ツアー開幕のセレモニーで挨拶をする選手会長・時松隆光

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(3日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断されていた国内男子ツアーが、1月の開幕戦「SMBCシンガポールオープン」以来8カ月ぶりに再開した。第1組スタート前の午前7時から当地で開幕セレモニーを実施。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長らのあいさつの後、選手たちは練習の手を止めて、大会関係者、コーススタッフらとともに今も最前線で戦う医療従事者らに拍手を送った。

今季選手会の会長に就任した時松隆光は、大会主催者への感謝を述べるとともに、「ジャパンゴルフツアー選手会では、今年開催していただく大会の地元自治体に感謝の意を込めてチャリティをさせていただきます」と明らかにした。今大会では山梨県を通じて医療従事者に70万円を寄付する。

また、大会からは特定非営利活動法人ジャパンハートを通じて医療従事者とエッセンシャルワーカーに105万円が寄付された。

大役を終えた時松はセレモニー後、約1時間でティオフ。1バーディ、2ボギーの「72」で回り、1オーバーで初日を終えた。「あのセレモニーできょうのラウンドは終わったような…。セレモニーが一番緊張しました。そこで力尽きたってのは言い過ぎですけど…」と苦笑い。「土日にココでプレーすることが一番大事。粘り強く4日間でのアンダーパーを目指して、一打一打、自分のできることをやろうと思う」と、きょうも実直に語った。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

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