新選手会長・新契約・新アイアン? 時松隆光のクラブセッティング/男子ツアー再開
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
男子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大により中断していたシーズンを「フジサンケイクラシック」で再開する。1月「SMBCシンガポールオープン」以来の試合で、2年にまたがるシーズンの国内開催初戦。有力選手のクラブセッティングを紐解いた。
ジャパンゴルフツアー選手会の会長職を、石川遼から今年バトンを渡された時松隆光はプロのキャリアにおいても変化があった。2019年に使用契約を結んでいたミズノと新たに総合契約を締結。ウエアやキャップ、キャディバッグ、グローブ、シューズも同社製に一新し、ツアーのリーダーだけでなく、メーカーの顔としての役目も担う。
「コロナの影響と選手会長の仕事で、あまりテストをする時間がなかったんですけど、クラブはすごくいい」と製品に自信を持つ。なかでも、ほれ込んでいるのがアイアンだ。「やっぱり、打った感じが違う」と“メイド・イン・ジャパン”のフィーリングが誇らしい。
シーズン再開戦を前に、愛用してきた「MP-66」から、米国で先行発表された「JPX921」シリーズ(JPX921ツアー)にスイッチする可能性もある。「まだ確定ではないんですけど、フジサンケイで使えないか悩んでいます。ここ何日かで決まる可能性も…」と、大会発起人となった今週の福岡でのツアー外競技「芥屋グループチャリティトーナメント」も最終調整の機会になりそうだ。
未曽有の状況で選手会長を務める多忙な毎日から、“いちプロゴルファー”に戻れるのはまさにラウンド中だけかもしれない。「個人的な目標としては、去年優勝できなかったので来年までの1シーズンで優勝したい。そして、コロナが収束して日常に戻ることを願っています」。まずはツアー4勝が待ち遠しい。
ドライバー:ミズノ ST200X(10.5度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD MJ-6(硬さX、長さ45.5)
フェアウェイウッド:キャロウェイ マーベリックサブゼロ(3番15度)、ミズノ ミズノプロ(5番15度)
ユーティリティ:ミズノ ミズノプロ フライハイ(3番19度、4番22度)
アイアン:ミズノ MP-66(5番―PW)
ウェッジ:ミズノプロS18(51度、58度)
パター:オデッセイ プロタイプ ix #1
ボール:ツアーB X