17位タイの石川遼、「プロらしくなったと思う」
2008/09/07 18:25
「4日間で一番スイングが悪かった」という「フジサンケイクラシック」最終日の石川遼。「昨日までのスイングは頭に入っていたけど、フェアウェイに置きたいという気持ちが勝って、切り返しからのスピードが無かった」と、その原因を分析した。
1番は第2打をグリーンオーバーさせてボギー。6番パー5でバーディを取り返したが、続く7番パー3は、5Iでのティショットを池に入れてダブルボギーとしてしまう。その後も、8番、10番でボギーを叩き、一時は1オーバーまでスコアを落とした。
しかし、「プロだから、一つでも上に行くことにこだわってプレーをした」という石川。15番パー5で2オンに成功してバーディを奪うと、昨日ダブルボギーを叩いた16番で、この日はピン下1.5mにつけてバーディ奪取。続く17番でも6mを沈めて、3ホール連続バーディとし、通算2アンダーまで盛り返した。
「上がり3つのバーディがなければ、何百万円と変わっていた。1打の大きさが感じられるようになってプロらしくなったと思う」という石川は、17位タイに入って214万円の賞金を上積みし、今季の獲得賞金は1,500万円を超えた。
プロとしての自覚も増し、残りも全試合出場したいという石川。来週は1週間のオープンウィークとなるが、「(今週が)3週間目で悪くなっているので、この1週間が大事だと思う。気合を入れて過ごしたい」と、次の戦いに向け、きっちりと準備を整える。今月17日でようやく17歳になる石川は、この休み中は学校にも通う予定だという。「学校で寝ないように、早く寝るようにします(笑)」と、少年の顔も覗かせた。