国内男子ツアー

2年ぶり5度目の賞金王を確定させた片山晋呉

2008/11/30 21:04
最終戦を前に5度目の賞金王を確定させた片山晋呉

2008年度、国内男子ツアー全25戦の24試合が終了した。そしてこの「カシオワールドオープン」終了時点で賞金総額1億7,794万4,895円を積み上げた片山晋呉が、2年ぶり5度目の賞金王に決定した。

「あまり実感はないですね。昨年は悔しい思いをして、丸1年やってきて・・・よく、また帰ってきたなとは思いますけど。これ以上の年をまた作れと言われても、もうないでしょう。日本オープンで25勝目を決めての賞金王。日本でのことで言ったら最高ですね」。

片山は今季これまで3勝しているが、「日本プロゴルフ選手権」「日本オープンゴルフ選手権」そして「三井住友VISA太平洋マスターズ」と、公式戦2試合を含め大舞台で勝利を飾ってきた。特に日本オープンでの唯一4日間通してアンダーパーでのラウンドは日本ゴルフ界の第一人者としての風格さえ漂わせていた。

「賞金王を落としてみて初めて分かることもたくさんある。それがあって今年があったということだと思う。夏ごろくらいから、矢野プロや谷原プロが『とるんだ、とるんだ』といっていることは知っていましたが、そう簡単に取れるものじゃないですよ。すぐ譲ってしまったらまずいでしょ。まだ、譲れませんね」。

次週には今季最終戦であり、国内メジャーの第4戦「日本シリーズ」が開催される。もう一つの国内メジャー「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」こそ優勝を意識しすぎてタイトルを逃したが、最終戦を飾ると共に年間国内メジャー3冠を目指す。