大活躍の石川遼、引き分けに持ち込む2度のミラクルパット!
2008/12/12 19:03
石川遼にとって初出場となる、国内男女、シニアツアーによる対抗戦「Hitachi 3Tours Championship 2008」初日。ほとんど経験のないダブルス戦を交えてのプレーとなったが、ツアーと同様に大きな存在感を示し、詰め掛けたギャラリーを大いに沸かせた。
エキシビジョンマッチといえども勝負は勝負。ツアーでは見られない、リラックスした雰囲気の中で笑顔を見せながらも、「楽しくプレーしましたが、お祭りというよりも“勝つ!”という感じの雰囲気だった」と、内には熱い闘志を秘めてのラウンドだった。矢野東と組んだ午前のダブルス戦。5番パー3でバーディを奪うと、右手を強く握り締め、力を込めたガッツポーズを披露。午前の部の最終9番では5メートルのバーディパットを沈め、首位のLPGAに並びホールアウト。ともにラインを読んだ片山晋呉を交え、3人で飛び上がって喜びをあらわにした。
午後のシングルス戦では、横峯さくら、室田淳と同組。後半でも、最終18番で7メートルのバーディパットを沈め、首位の横峯に並んでホールアウト。まるで前半の再現を見ているかのような締め括りで、チームに大きく貢献した。「9番と18番はチームの皆でラインを読んだので、皆で入れた感じ。団体戦の雰囲気は好きだし、こんなに楽しいと思わなかった。後半はショットも良くなってきたし、明日が楽しみです」と石川。同組でラウンドした横峯も「遼くんはマークですね!」と、終盤の勝負強さに警戒心を強めていた。明日の最終日は、午前、午後の部ともにフル出場を予定。JGTOチームの大会連覇に向けては、明日も石川の活躍が不可欠となりそうだ。