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<堀江x高岡 1>独自路線の新規大会は「ビジネスモデルの新しい投げかけです」

2014/09/08 10:00

ネスレ高岡浩三社長x堀江貴文 対談その1(全4回)

ざっくばらんな雰囲気で行われた堀江氏と高岡氏の対談風景

【高岡】よくご存知ですねー。だって、おかしいと思いません? 価格がね、もうなんか固定してしまっている。例えば10キロ(メートル)のロープを会場に張らなきゃいけない。それだけで1000万円以上掛かるっておかしくないですか? だから今度、片山さんと相談してロープも必要最小限でやりましょうって。

【堀江】いいっすね。

【高岡】もっと言えば、マッチプレーでやっている選手の声が聞こえるように、マイクを付けてもらうとか。彼はそんなのは全然問題じゃないですよと。やっている本人らは、別にテレビに出たいとかそんなことを思ってプレーしていない。彼らはやっぱり賞金を稼ぎたい。そのために、モチベーションを上げて良いプレーをしたい。それでお客さんが楽しんでいただけるのだったら、どんな協力でもしますと。

【堀江】ドローン(編注:超小型無人ヘリコプター)とか飛ばしてくださいよ。空撮で上から撮るとほんとに面白いですよ。

【高岡】面白いよね。

【堀江】こないだ南紀白浜でトライアスロンの大会に出たんですけど、そこでみんなが泳ぐ前にドローンを上げてくれて、それをネット中継していました。すごい迫力がある。アメリカは飛行禁止(編注・軍施設近辺や国立公園内など)になっちゃいましたけど、まだ日本は飛行が禁止されていないんで。

【高岡】あ、そうなんですか。日本はそういうのは無規制なんだ。

【堀江】これから規制が掛かってくると思います。アメリカは規制が掛かって、免許制というか、登録制みたいになったんですよ。ただ、これから商用利用にしていくらしいですけど。

【高岡】あー、そうなんですか。なるほどね。

【堀江】はい。まあ、ローピングはねー、1000万とかおかしいですよね。

【高岡】いや俺も知らなかった。えーって(笑)

【堀江】あと、スコアボードとかあるじゃないですか。僕、あれは要らないんじゃないかなと思っていて。何でかっていうと、みんなスマートフォンとか携帯を持っているんだから、そこに配信すりゃいいじゃんって。

【高岡】そうそうそう。

【堀江】入場パスだったり、IT使ってやれることっていっぱいあると思うんですよね。いろいろ改善すべきところはある。

【高岡】ほんとにビジネスモデルを組み替えると、今まで有料だったものがタダにもなるかもしれない。ひょっとしたら入場料なんか要らなくなるかも分からない。

【堀江】そうですね。

(その2に続く)

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