<堀江x高岡 1>独自路線の新規大会は「ビジネスモデルの新しい投げかけです」
ネスレ高岡浩三社長x堀江貴文 対談その1(全4回)
【堀江】でも、テレビでしかやらないのってホント困りますよね。僕も一番ゴルフにハマっていた頃は、やっぱりトーナメントを見たくて、だけど地方にいると、その土地ではやってなかったりして…。宮里藍ちゃんがエビアンマスターズ(編注:2009年)で優勝したじゃないですか。あれもやってなくて。
【高岡】あー、そうですね。あれ、スイスにあるうちの本社の対岸なんですよ。
【堀江】あ、そうなんですか。
【高岡】ええ。ちょうどエビアンの向かい側がスイスなんで。レマン湖のほとりの。
【堀江】あの優勝のときも、結局フジテレビが急遽CSで放送したんですよ。フジテレビが放映権を持っていたんですね。地上波の枠がないから無理矢理CSで放送したんだけど、まあCSなんて入ってないんで。
【高岡】ほっほっほっほっ(笑)
【堀江】その場で登録できれば良かったし、別にペイパービューでも見たかったんですけど見られなくて。結局、深夜に何時間か遅れでやったんです。
【高岡】結局ねえ、いまだに20世紀中頃のビジネスモデルがそのままなんですよ。当時は今みたいにインターネットもないし、ソーシャルネットワークもない時代。なかなか情報がリアルタイムで入って来にくかったので、録画放送でも良かった時代があったわけですよ。
【堀江】そうですね。でも今はツイッターで出ますからね。
【高岡】そうなんです。仕事をしていても刻々と情報が入ってくるじゃないですか。だから、テレビを見る、見ないといけない、というような時代じゃなくなってきたんじゃないかな。インターネット放送でも、かなり高画質なものがスマホで見られますからね。
【堀江】そうですね。完全にそういう時代ですね。
【高岡】だから、今回の大会はどっちかっていうと“ビジネスモデルの新しい投げかけ”なんですよ。日本の男子ゴルフ界が低迷しているのは、特定の誰かのせいということではない。韓国とか中国とかアジアの選手がどんどん世界に出ますから、もちろん日本の選手ももっとレベルアップしないといけないし、このままでは置いてけぼりになってしまう。それからビジネス側では、やはりテレビだけに縛られない新しいビジネスモデルを作れば、スポンサーは集まると思うんです。
【堀江】僕もその通りだと思います。
【高岡】だから僕は、言うだけではなくて自分のところでいっぺんやってみようと。やって、どれだけちゃんとお客様が見に来ていただけるかとね。
【堀江】いいですねぇ。僕もでかい会社をやっていたらやりますけどね。運営業界も毎回毎回その都度設営したり、すごいお金が掛かっているんですよね?