2014年 バレロテキサスオープン

怪我人だらけのオーガスタ ウッズ、デイに続きミケルソンも・・・

2014/03/30 08:08
世界ランク上位選手が相次いで故障・・・ミケルソンはテキサスで途中棄権に追い込まれた(Darren Carroll/Getty Images)

フィル・ミケルソンが「バレロテキサスオープン」の第3ラウンド途中で肉離れを起こして棄権した。今季メジャー初戦の「マスターズ」まで残り2週間を切った段階での出来事だ。

ミケルソンは1月にも背筋痛で「ファーマーズインシュランスオープン」を途中棄権しているが、怪我に悩まされているのはミケルソンだけではない。

タイガー・ウッズは今年の「ホンダクラシック」最終日に背筋痛でプレーを止めており、「アーノルドパーマーインビテーショナル」は欠場に追い込まれた。今週初めには、マスターズ出場可否も「現時点で判断するのは早すぎる」と答えている。

「マスターズ」直近3大会で2度のトップ3入りを果たしているジェイソン・デイ(オーストラリア)も、今年の「WGCキャデラック選手権」は左手親指の怪我で回避している。復帰したとはいえ、日本期待の松山英樹も左手に不安を抱えている。

トッププレーヤーの相次ぐ怪我での戦線離脱に、マット・クーチャーは「おかしなことだと言わざるを得ない」と困惑の表情を隠せない。「(スイング中の)一方向に繰り返す動作は、自然ではないし、体にとって良いとはいえない。ハードな作業だ」。

普段はニュースにもならないが、毎週多くの選手が怪我のために試合を休んでいるのも事実。華やかなオーガスタでグリーンジャケットに袖を通すには、ただ技術を磨くだけでは足りないようだ。(テキサス州サンアントニオ/今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

2014年 バレロテキサスオープン