2012年 ファーマーズ・インシュランスオープン

FedEx Cup王者ビル・ハース パット好調の要因は・・・

2012/01/28 15:55
昨年大ブレークした一人のビル・ハース。愛用の中尺パターがさまになる

昨年、FedEx Cupのタイトルを手にしたビル・ハース。カリフォルニア州のトーレパインズGCで開幕した「ファーマーズ・インシュランスオープン」で初日、9アンダーをマークして首位に1打差の3位タイでスタート。2日目は難度の高いサウスコースで1つ伸ばすにとどまったが、通算10アンダーの5位タイと好位置で予選ラウンドを終えた。

初日にノースコースでプレーしたハースは、同日、全選手中最多となる11バーディを奪取。その要因は流行中のベリーパター、いわゆる中尺パターのちょっとしたアレンジだったという。

ハースはハワイで行われた開幕2試合でベリーパターを使用していたが、調子が上がらず、前週の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で“普通の”長さのパターに替えた。しかし結果は74位。1ラウンドも30パットを切ることがなかった。

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そして今週、昨年の最終戦「ザ・ツアー選手権」で勝った際に使用していたものでもあるベリーパターに再びスイッチ。ところが「ちょっと長いような感じがしてね。ボールが遠くてしっかり見えていないというか・・・」とシャフトを1インチ短くしたとたん、ビッグスコアをたたき出した。

昨年、キーガン・ブラッドリーがベリーパターの使用者として初めて全米プロを制し、ウェブ・シンプソンがシーズン終盤にルーク・ドナルドと賞金王を争うなど、新世代の選手たちが使うこのパター。あまりに“入る”現状も含め、R&A、USGAのルールで新たな規制が敷かれるのではと、昨年から論争が巻き起こっている。

しかし、ひとことで「中尺」といっても、そこにはハースのように微妙な調整が必要のよう。そしてもちろん、たゆまぬ努力も。あまりの流行りっぷりに、巷では“魔法のステッキ”のように取りざたされているけれど、アマチュアにとってもサイズや重量選びなど、慎重に、そして真摯に向き合う必要がありそうだ。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)

2012年 ファーマーズ・インシュランスオープン