2015年 ISPSハンダ オーストラリア女子

ルーキー横峯の“英語をしゃべらない勇気”

2015/02/18 19:31
キャディバックには夫の会社のキャラクターであるシロイワヤギの“モーリー君”が。急峻な岩場でさらりと生きる生態が、OKラインに共通するのだとか

米国女子ツアー・ルーキーの横峯さくらは、今週オーストラリアで行われる「ISPSハンダ オーストラリアン女子オープン」が自身今季2戦目。初戦となったバハマでは予選落ちを喫し、「自分に向き合いきれていなかった」と振り返った。

横峯の話を補足してくれたのは、夫の森川陽太郎氏だ。昨年、夫婦となって初めて一緒に行った海外メジャー「全米女子オープン」で7位タイという好成績をマークした。きっかけとなったのは、自身にプレッシャーをかけ過ぎない、いわゆる“OKラインを下げる”というメンタル術だったが、その中には海外だから陥りやすい罠からの回避も含まれていた。

その罠とは、ずばり英会話だ。海外に行くと、英語を話さないといけないという一種の強迫観念から、自分に余計なプレッシャーを掛け、それができないとダメ出しをして、自信を失ってしまうことがあるという。

そのため、森川氏が「英会話とか面倒なことは自分がやる」と宣言し、ゴルフに集中する環境を作って成功したのが、先の「全米女子―」だ。

だが、昨年末にQTを通過して、ツアーメンバーとして迎えた今シーズン。立場が変わり、横峯には、知らず知らずのうちに「ここに溶け込まないといけない」という気持ちが芽生えていたという。それに気付いた今週のテーマは“英語をしゃべらない勇気”。まずは自分のゴルフをして、ツアーや選手たちに溶け込むのはその次、という戦略だ。

「予選を通りたい気持ちが強いし、落ちるとショックが大きいので避けたい」と苦笑いした横峯だが、やるべきことはシンプルになってきている。持ち前のマイペースさを取り戻せば、米ツアーでの活躍も遠くはないはずだ。(オーストラリア・メルボルン/今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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