米国女子ツアー

日韓の賞金女王対決は上田に軍配!

2008/02/16 14:15
これからの女子ゴルフ界を牽引するであろう、2人の若きアジア代表

「SBSオープン」2日目、上田桃子は韓国の申智愛と同組でラウンドした。19歳の申は、07年のKLPGAツアー(韓国女子ツアー)で、19試合に出場して10勝をあげる圧倒的な強さで、賞金女王を獲得した選手。日韓の両賞金女王が、米国ツアーで顔を合わせた。

申は、今年の女子W杯ゴルフで韓国チームを2位に導くなど今季も好調を維持している。この日は8バーディ3ボギーの「67」で5つスコアを伸ばした上田には敵わなかったが、3バーディノーボギーと堅実なプレーを見せた。

「沢山の人と回って、いろんなことを吸収したい」という上田。早速、申のノーボギーのラウンドに触発され、「今日の私は出入りの激しいゴルフだったけど、こういうゴルフはあまり良くない。まずはパーをセーブして、そこからバーディパットを狙っていけるマネジメントをしていきたい」と、イメージを膨らませた。

実力の伯仲した多くのライバル選手がいて、芝の上から存分に練習する環境も整っている。この環境で1年間を戦い抜けば、上田が目指す世界一もすぐ近くに見えてくることだろう。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka