馬場ゆかりは落ち着くのか
2016/03/26 20:13
馬場ゆかりは落ち着かない。2002年にプロ合格。11年までにツアー3勝を挙げた。その後、勝利はない。昨年は賞金ランキング53位に終わり、11年間守ってきた賞金シードを失った。
今季の出場資格はQT51位で、レギュラーツアーのフル出場権はない。第4戦「アクサレディスin MIYAZAKI」は、自身にとっての初戦。初日を「71」、2日目を「72」でまとめ1アンダー10位タイで最終日に臨む。
多くの選手から「お帰り」と迎えられた。「涙が出るほどうれしかったんですよ」と笑顔で話す。
昨年末のQTを終えたとき「来年(2016年)はもともと試合数を減らそうと思っていた」と語った。だが、自分のために使うつもりだったオフシーズンは「結局ゴルフばかりになった」。友人とのプライベートを中心に約40回のラウンドを重ねたという。
プレッシャーを感じずに取り組んだ結果「状態はすごくいい」。出られる試合にはできるだけ出たいと、年末時点の前言を撤回した。だが、上位で落ち着いて戦える状況にないことは認識している。
兄の長女で3歳になる姪っ子、都(みやこ)ちゃんはテレビで馬場の姿を見て「あー、おばちゃんだ」と分かるようになった。最後に勝利したときにはまだ生まれていない。「優勝を見せたいですね」。
ところで、オフは婚活に励みたいと語っていた33歳は、ゴルフ漬けで「まったくできなかった」と“反省”する。理想のタイプは「落ち着いている人」なのだとか。(宮崎市/林洋平)