2013年 日本女子オープンゴルフ選手権競技

グリーン上の奇跡? 現実に“ラインが見える”プロたち

2013/10/04 20:44
「ラインが見えていた」という大山志保が2日目に急浮上。1回でもいいから経験してみたい!

パットが絶好調の時は、グリーン上に“ライン”が見える―――。マンガやゲームの世界ではない。現実のラウンドでハッキリと見えているのが、プロゴルファーの領域だ。

今週開催中の国内メジャー「日本女子オープン」2日目に「69」をマークし、2位タイへの急浮上を遂げた大山志保は、「今日はパットのおかげ」と25パットに抑え、アンジュレーションの強いグリーンを攻略。「今日は何年かぶりに、ラインがすごくキレイに見えたんですよ」。そのカラーはグレーで、だいたい指1本分くらいの太さに浮かび上がるという。

この、ボールからカップまでのルートを辿る一筋のラインだが、選手によってカラーや太さが異なるというから面白い。

プロ仲間もアドバイスを求めてくるというパットの名手・佐伯三貴の場合は、「調子が良い時は見えますね。私は白色で、太さはギャラリーロープぐらいかな」。

また、今年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」でメジャー初優勝を遂げた茂木宏美も「私も、年に何回かは見えるときがありますよ」と口を揃えた。「透明な定規みたいな感じ。太さは、ボールの接地面くらい」。初メジャータイトルを手にした最終日も、その“ビクトリーロード”はハッキリと見えていたという。

ところが、今シーズンの平均パット数1位(9月30日時点)の横峯さくらに話題を振ると・・・「えーっ、そうなんですか?! 私は見えたことがないのでうらやましいです」という反応。何となくではあるけれど、選手のキャラクターが現れているように感じるのは気のせい?(神奈川県相模原市/塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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