表純子、ケガの功名で4位タイ
2012/04/27 19:15
国内女子ツアー「サイバーエージェントレディス」初日の午前3時、不意に起き上がろうとした表純子は、首筋が“ピキッ”という音をたて「やっちゃった」と首筋を押さえた。「マイ枕を持ち歩いているぐらい気をつけていたんですが・・・」と言っても後の祭り。その後は痛みに耐えられず寝ることもできなかったという。
その表が大会初日に4バーディ、1ボギーでラウンドし、3アンダー4位タイにつける好スタートを切った。「結構、首を痛めたときのほうが良いスコア出るんですよね」と笑って話す表は、アイアンショットでピンそばに寄せるショットが多く、17番パー5と18番の上がり2ホールでピン2mにつけて連続バーディフィニッシュとなった。
2週前には今季から同門となった若林舞衣子が優勝を果たし、同じく同門の服部真夕も好成績を続けている。「先々週から、週に1回はみんなで食事をすることになったんですけど、まだ私一度も払っていないんです」という表。前週に最も成績が良かった選手が、みんなにご馳走することになっているが、初回は若林、そして前回は服部が支払った。「次回こそ私が払いたいので、頑張りますよ」と先輩格の意地を見せたいところ。
そして、この日のラウンドを振り返りながら表は「そうですね、今週からアイアンを戻しました。昨年から使っていた(テーラーメイド)R11に戻したんです。ヤマハの週から新しいアイアンに浮気してみたんですが、ダメですね(笑)もとの鞘に戻りましたよ」と、キャディで夫の広樹さんと「やっぱ浮気はまずいもんね」と二人揃って笑顔で相槌をうっていた。本当に仲の良い2人の笑顔に、こちらも釣られて笑ってしまった。(千葉県市原市/本橋英治)