2005年以来、6年ぶりの優勝を目指す表純子
2011/06/18 16:56
国内女子ツアー「ニチレイレディス」の2日目、ベテランの表純子が4ストローク伸ばして通算4アンダーの5位タイに浮上してきた。2005年に2勝を果たした表だが、その後は優勝には縁がなく、07年にはシード権を失ってしまった。しかし、その07年もクオリファイで2位に入り08年はツアーにフル参戦し、昨年も賞金ランキング38位に入るなど安定した成績は残してきた。
今季はこれまで10試合全てに出場しているが、最高順位は「ヨネックスレディス」での17位タイだった。その表が2日間通算4アンダーの5位タイでラウンドしている影には、師匠岡本綾子の存在があった。
岡本は表を含め服部真夕や森田理香子、青山加織など若手選手のコーチを行っているが、今大会のプロアマ戦が行われた木曜日には、表だけがプロアマに出場せずに練習をしていたことから集中的に指導を受けた。
「6時間ですかね、本当にみっちり見ていただきました。私はテークバックでアウトサイドに引く癖があるようで、インサイドに引くように言われまして。夫にも言われていましたが、私は岡本さんの言うことしか聞かないので(笑)。スイングはだいぶよくなったと思います」と、集中レッスンの成果が早速現れたと話す。
表はスイングだけでなく、岡本から大きな一言ももらった。「まだ、老け込む歳じゃないわよって言われまして。考えてみれば岡本さんが米ツアーで賞金王になったのが36歳でしたよね」と、今年37歳の表は岡本の言葉を噛みしめる。
首位と3打差の7位タイで最終日を迎えることになったが「せっかくのチャンスなので、一打一打を大切に頑張ります」と、6年ぶりの優勝に向けてひと踏ん張りする。(千葉/本橋英治)