国内女子ツアー

新崎弥生、負けて悔いなし!次はミズノを狙います!

2008/09/21 19:38
プレーオフで敗れはしたが笑顔で勝者不動裕理と握手を交わす新崎弥生

国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」は、初日が台風の影響を受け、最終日は午後から雷雨に伴う中断となるなど、大荒れの天候となった。試合展開も大混戦となり、不動裕理上田桃子新崎弥生とのプレーオフを制し今季3勝目を果たした。

プレーオフに残った新崎はラウンド後「楽しかったです!」と清清しい笑顔でクラブハウスに戻ってきた。最終日を2位に2打差の単独首位で迎えたが、逃げ切ることができず悔し涙でも浮かべるかと思ったが、新崎らしいさっぱりしたコメントだった。

序盤2連続バーディで10アンダーまで伸ばしていたが、9番でアプローチをミスしてボギー。続く10番では2打目をグリーン左サイドに打ち込むOBで、ダブルボギー。この時点で優勝争いから脱落しかけた。「緊張していなかったといったら嘘になるのかな。9番とか普通ではミスしそうもないところでミスしましたから。ただ、10番でOBを打ったときも焦りとかはなかったですね。チャンスは来ると思っていました」。

この時点で6アンダーまでスコアを落としたが、12番、15番のパー5でバーディを奪い、不動、上田に追いついた。「18番はバーディパットを打つ直前までスコアボード見ていなかったんです。上田さんが9アンダーだと思って、このパットを決めなければと思っていたのですが、チラっと視界に8アンダーで並んでいるのが確認できてしまって・・・。あれを見なければショートしなかったかも!?」。

ツアー優勝はもちろん、プレーオフの経験も無かった新崎だが、最後まで不動、上田と互角に戦った。「今回の成績はこの天候と、最終日も最後まで応援してくださったギャラリーの方々のおかげです」。その屈託のないまっすぐなコメントはプレーにも現れていた。自分を信じ、自ら立てた戦略を貫くゴルフこそ、この成績につながったのだろう。「次の目標はミズノクラシックです」。用品使用契約を結ぶミズノが主催する日本で開催される米ツアーへの出場を狙う。(編集部:本橋英治)