2012年 ザ・ロイヤルトロフィ

ブルネイの特別ルール 初日に異例の“ハーフタイム”

2012/12/12 18:40
ジャック・二クラス設計のリゾートコース。地域独特のルールにプレーヤーはーどう対応するか。

ブルネイのエンパイアホテル&CCで開催される「ザ・ロイヤルトロフィ」。2012年大会で6度目の開催を迎えるこの欧州とアジアの対抗戦だが、今年はプレーヤーも驚きの、なんとも珍しい特別ルールが設定された。

各チーム8選手が出場する大会は、3日間の団体戦。初日、2日目はダブルスのマッチプレーがそれぞれ4試合(初日はフォアサム、2日目はフォアボール)、最終日にシングルスのマッチプレーが8試合行われ、総合ポイントで勝敗を決める。

ところが、今大会はその初日(12日)、フォアサム形式のダブルス戦が行われる際に異例の“ハーフタイム”が採用されることになった。第1組のティオフ予定時刻は午前9時。その後、10分間隔で残りの3組がスタートするが、各組は9ホールを終えた時点で約2時間の休憩に入る。これは宗教的理由によるもの。ブルネイは国教がイスラム教で、金曜日は礼拝日にあたる。政治と宗教のトップであるハサナル・ボルキア国王の令により、現在、同国は毎週金曜日の午後0時から2時までは“prayer time”、つまりお祈りの時間となるのだ。

この2時間の間、選手たちは食事を摂ることやストレッチなどは可能だが、練習は一切禁止。午後2時からドライビングレンジとパッティンググリーンで再び調整し、2時30分に10番ホールからプレーが再開される。

「宗教的なものなので、しょうがないですね」とは2009年から4大会連続出場となる石川遼。国内ツアーでも試合中の数十分のインターバルは経験があるものの、これだけ長く、パット、チップの練習もできないのは初めてのケース。「同じ流れでやることはできないので、(午前と午後のプレーは)別物として考えたい」。3日間の大会を考えれば、この2時間もわずかなものだが、試合の流れを左右する可能性はあるだろうか。(ブルネイ・バンダルスリブガワン/桂川洋一)

■ 桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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