2018年 ターキッシュエアラインズオープン

ゴルフバッグの輸送はタダ 谷原秀人のサポーターは“世界一の航空会社”

2018/11/04 12:34
シャツの左襟に入るロゴは、世界を巡る姿勢に共感した航空会社のサポートの証

◇欧州男子◇ターキッシュエアラインズオープン 3日目(3日)◇レグナムカーヤゴルフ (トルコ)◇7159yd(パー71)

谷原秀人がターキッシュエアラインズとスポンサー契約を結んだのは今年4月のこと。昨年から欧州ツアーを主戦場にした39歳のベテランは、シャツの左襟に新しいロゴを入れ、世界を舞台に戦っている。

同社の航空機は現在、世界最多の122カ国に就航。アジアと欧州の中継地であるトルコ・イスタンブールから110カ国以上へのフライトがある。年間30カ国で試合が行われる欧州ツアーを主戦場とする上で、心強いサポートであることには間違いない。「本当にありがたい。ターキッシュエアラインズはどこへでも飛んでいる。とにかく使い勝手が良い」と谷原。各国を飛び回る境遇と、その姿勢に同社の共感を呼び、契約に至った。

ターキッシュエアラインズオープンのティマークは航空機の模型

トルコの建国記念日である10月29日にはイスタンブールの新空港が誕生したばかり。これまでのアタチュルク国際空港は、今年末までに民間機の営業を終了。新空港はハブ空港としての機能をさらに強化し、全面開業となる2023年以降に年間2億人の利用を計画している。旅好きの方はご存知だろう。アタチュルクの国際空港ターミナル内のターキッシュエアラインズのラウンジが「世界一」の呼び声が高いことを…。新空港では敷地面積で約4倍の2万2000㎡(サッカーコート3面分!)になるというから驚くばかり。

同社は近年、エンジョイゴルファーに絶好の腕試しの機会を提供している。今週、南西部アンタルヤで開催の欧州ツアー「ターキッシュエアラインズオープン」直前に、会場近くで「ターキッシュエアラインズ ワールドゴルフカップ」というアマチュア大会を開催。世界64カ国、約8000人による予選会を行った末の“世界大会”だ。この決勝大会出場者にはトルコへの渡航費や、宿泊用の5つ星ホテルを用意。上位入賞者にはツアーでのプロアマ戦の出場権というご褒美が設けられている。

なんともセレブな旅…ではあるが、同社は普段からゴルファーにやさしい。ゴルフバッグの輸送はほとんどの航空会社でオーバーサイズの料金がかかるが、ターキッシュエアラインズでは搭乗者ひとりにつき、1セットが無料というサービスもあるのだ。(トルコ・アンタルヤ/桂川洋一)

■ 桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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