スコットランドのピンフラッグが難解(?)なワケ
2018/07/15 13:04
◇欧州男子◇アバディーンスタンダードインベストメント スコットランドオープン 2日目(13日)◇ガレインGC(スコットランド)◇7133yd(パー70)
「スコットランドオープン」の各グリーンにある18本のピン。リンクスの風にたなびくフラッグには、変わった趣向が凝らされている。例えば1番ホールに書かれているのは「3/4+0.5の2乗」、2番には「1/2×4」…計算するとそれぞれの解は「1」と「2」。同大会の旗にはこんな具合に、数式が記されている。
昨年の同大会と、「スコットランド女子オープン」で始まった試み。スコットランドでは近年、学生はもとより一般の大人の数学力の低下を問題視し、政府主導で学力の向上を目指しているという。
今年は大会スポンサーの投資会社・アバディーンスタンダードインベストメントと、ガレインGCのある自治体、イースト・ロージアンのバックアップの元、地元の小中学生が考えた数式を採用。初日に各ホールで使用された。
ギャラリーも、ひょっとしたら選手もキャディも、ラウンド中に頭の体操をしているかも。まあ、答えはもちろん手元のスコアカードにあるわけで。(スコットランド・ガレイン/桂川洋一)
■ 桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール
1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw