2019年 メイバンク選手権

川村昌弘は今週ベスト「68」 期待とともに雪辱の地へ

2019/03/24 19:15
3日目まで気にかけていた「凡ミス」はなし。川村昌弘は上位で大会を終えた

◇欧州&アジアン◇メイバンク選手権 最終日(24日)◇サウジャナG&CC(マレーシア)◇7135yd(パー72)

22位からスタートした川村昌弘は5バーディ、1ボギーの「68」とし、通算8アンダーの15位タイで終えた。今週の自己ベストスコアをマークしながら、「最低でも10アンダーと思っていたので、あと3つ、4つは伸ばしたかった」と悔いの表情。それでも「凡ミスはなかったので、来週に向けていい材料にはなった」と、次週の「ヒーローインディアンオープン」(インド・DLF G&CC)へ期待を寄せた。

スコアには不満を漏らしながらも、この日グリーンを外したのは4ホールのみ。前半8番はアプローチを寄せきれず唯一のボギーとしたが、「バンカーショットは良かった」という9番と15番では、ガードバンカーから1m前後にピタリと寄せてピンチをしのいだ。1Wショットも大きな曲がりはなく、3日目まで嘆いていた「たまに出る思わぬミス」もゼロ。18ホールを通じて、すべてのショットが安定している印象だった。

次週2年ぶりのインド大会は、川村にとって雪辱の舞台となる。「2年前のあの時はゴルフ人生で一番、酷かったとき。ただでさえ難しいコースでボールを10球くらいなくした」と予選2日間で「81」「82」をたたいて予選落ち。「そのころの自分と比べて、どうなっているのかが楽しみ。インドに復活を見せられればいいなと思います」と、早くも気力をみなぎらせた。

今季から欧州ツアーに加わったルーキーシーズンは、次週を終えて一区切り。いったん日本に帰国し、4月下旬のモロッコ大会「ハッサンIIトロフィー」からの出場を予定している。「日本に帰るときは休むときと決めているので、試合には出ません」とクラブから距離を置き、静養に努めるつもりだ。(マレーシア・シャーアラム/塚田達也)

最終18番をバーディで締めくくった川村昌弘

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