2018年 ヨーロピアンオープン

片岡大育は4日連続「71」 次戦は欧州?それとも日本?

2018/07/30 08:27
6番で長いバーディパットが決まり、片岡大育はピースサイン

◇欧州男子◇ポルシェヨーロピアンオープン 最終日(29日)◇グリーンイーグルスGC(ドイツ)◇7583yd(パー72)

5バーディ、4ボギーで回った片岡大育は初日から4ラウンド連続で「71」を並べ、通算4アンダーの22位タイで終えた。欧州ツアー今季7試合目でベストフィニッシュとなったが、飛距離への課題を明確にしてドイツを去った。

この日はフェアウェイからの第2打を左のバンカーに入れた3番から2連続ボギー。「出だしで“グッバイ”したかと思ったけれど…」と、テンション低めで迎えた6番で15mのバーディパットがカップに消えた。「奇跡的なロングパット。最後にスライスすると思っていたら、(ラインから外れず)意外と粘っている…と思ったら入りました」。流れが変わり、続く7番は2打目をピンそば1.5mにつけて2連続バーディ。終盤17番(パー3)で5mを流し込み、4日続けてアンダーパーを記録した。

連日同組の選手に1Wショットで引き離されることが多く、「調子が悪い中でもまとめることができたのは今週の良かった点。でも久々にヨーロッパに来て、飛距離がないと戦いづらいと思った」と課題を改めて口にした。

「みんな飛ぶ。『自分は何やっているんやろ…』という感じで。球の高さも3倍くらい違う。ヨーロッパでやるにはもっと鍛錬が必要。自分の曲がらないショットも大切にしながら、その中で飛距離アップに持っていきたい」。残した結果に満足する様子はない。

現段階で3週後の「ノルデアマスターズ」(ヒルズGC)の出場権があるが、参戦は未定。「自分のフィーリングを整えてからじゃないと厳しいかなと。時間が少しあるので考えたいです」。その翌週の日本ツアー「RIZAP KBCオーガスタ」(福岡・芥屋ゴルフ倶楽部)へのエントリーも含めて、つかの間のオフに熟慮する。(ドイツ・ヴィンゼン/桂川洋一)

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