前代未聞の珍事? スズメバチに襲われた選手が池にダイブ
2014/04/19 09:01
マレーシアで開催中の欧州ツアーとアジアンツアーの共催競技「メイバンク・マレーシアオープン」の第2ラウンドで、その珍事は起こった。
プレーが続く静かなコース上が一転、パニックの舞台となった。初日を終えて暫定78位と出遅れていたパブロ・ララサバル(スペイン)が、この日14ホール目となるクアラルンプールGCの5番ホールをプレー中に、突如として現れたスズメバチの大群に急襲されたのだ。
「コースに沿って歩いていたら、鼻に何か飛んできた。慌てて振り払ってみると、それはただの蜂なんかではなくて、蜂の3倍ほどの大きさがあった。しかも30匹から40匹が一束になって襲いかかってきたんだ。どうしていいかわからなかったよ」。
タオルで追い払いながら必死で逃げたが、大群はララサバルをしつこく追いかける。「他の選手が、“池に飛び込め!”といったんだ」と、逃げ道を失ったララサバルは近くの池にダイブ。なんとか一難を乗り越え、幸いにも大事には至らなかった。
その後、治療が施されたララサバルは、事件が起こった5番(パー5)でバーディを奪うなど、この日5バーディ、1ボギーの「68」の好スコア。通算2アンダーの25位タイに浮上し、決勝ラウンド進出を決めた。