モンゴメリーのペナルティ
2002/11/12 09:00
欧州ツアー最終戦のボルボマスターズ最終日に優勝争いしていたコリン・モンゴメリーは、10番ホールでボギーパットを打つ前に、パターヘッドがボールに触れたと判断されるハプニングがあった。
それが本当ならペナルティにあたる行為だが、その場でのペナルティは下されず、ラウンド後にビデオ判定をすることになった。重い気分を背負ったままプレーを続けたモンゴメリーは18番でボギーを叩き、ベルンハルト・ランガーと並んでプレーオフにもつれることになってしまった。
ホールアウト後にビデオ判定が行われた結果、パターがボールに触れたかが論点ではなく、モンゴメリーに打つ意志があったか、アドレスに入っていたかが問題になった。
最終的にモンゴメリーには打つ意志がなかったことが認められ、試合は長い中断後に再開。しかしプレーオフ3ホール目で日没となり、欧州ツアーコミッショナー、ケン・スコフィールドが引き分けを宣言した。
さらに試合後、主席レフェリーが「パターはボールに触れておらず、さらに本人にはアドレスをとる意志もなかった」と説明。モンゴメリーへの疑いは100%晴れた。またテレビ中継の映像は角度の影響により「多くの場合このような判定には当てにならない」とも付け加えた。