欧州男子ツアー

アダム・スコット「欧州ツアー」に残る

2002/08/27 09:00

欧州ツアー、スコットランドPGA選手権で2位以下に10打差をつけ圧勝したアダム・スコット。最終日に出した63は、今シーズンの欧州ツアー最少スコア。さらに72ホールでの通算262ストローク、26アンダーは、欧州ツアー史上2番目の最少スコアになるなど、さまざまな記録を達成した上に世界ランキングもついに49位。ここでアダム・スコットは岐路に立つ。米ツアーに向かい大物たちと戦うか、欧州ツアーで修行を積むか。スコットの出した結論は欧州ツアーだった。今週の優勝で、今季欧州PGAツアーで4人目の複数優勝をあげた選手の仲間入りを果たした。

アダム・スコット
「今季の始めに今年は少なくとも2勝したいと思っていたから嬉しい。もちろん2勝で満足しないで、もっと勝つために頑張る」

アダム・スコットの欧州ツアーに残って修行を積むという決断を、彼の大先輩で同郷のグレッグ・ノーマンもサポートしている。

グレッグ・ノーマン
「頭の良い決断だと思うよ。米ツアーの試合に出たときは実力を出せていなかったけど、欧州では伸び伸びプレーできているみたいだ。あと1年くらい欧州で修行を積めば自信がつくだろう。今回みたいに10打差で勝てれば自信がどんどんついてくるはずだ」

セルヒオ・ガルシア
「欧州での修行が必要と感じるならそうすればいい。これはプレーヤー本人が納得して決めないとダメなことだから」

タイガー・ウッズ
「賢い選択だと思う。まだ若いし、もう少し経験を積んだほうがいい。欧州ツアーは米ツアーに比べれば選手層が厚くないから、伸び伸びと良いプレーをすれば自信がつくだろう」

アダム・スコット
「このままベストを尽くしていく。ブッチ・ハーモンのサポートもあるし、故郷オーストラリアにいる両親をはじめとして、自分を応援してくれる人たちがいるし心強い。努力して、いつかタイガーに追いつきたい」