【GDO EYE】エルス、ミケルソン・・・仕組まれた予選落ち?
「バークレイズ・スコットランドオープン」2日目を終え、決勝ラウンドへ進出する68名の選手が確定した。カットラインは通算2オーバー、65位タイまで。石川遼はカットライン上で何とか予選通過を果たしたが、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、マーティン・カイマーは通算3オーバーで1打及ばず予選落ち。さらに通算4オーバーのレティーフ・グーセンなど、多くの強豪選手が2日間でロックロモンドを去る事となった。
ところで、これら強豪選手の予選落ちについて、プレスルームではちょっぴり疑念の声が上がっている。この日、残り4ホールとなった6番、そして7番で連続ダブルボギーを叩いたエルスに対しては、「もう次週に集中しているの?」との質問。「ああ、セントアンドリュースに行って準備をする」とエルス。しかし、すぐに「これは望んでいた結果じゃないんだ。信じてくれ。でも分かるだろ?今日は1日中、自分のスイングと格闘していたんだ」と弁解した。
一方のミケルソンは、18番パー4で「9」の大叩きを演じたが、それはフェアウェイ左のウォーターハザードに2回打ち込んだ為。3度目のティショットの球(5打目)をプレーしたが、実は2球目もプレー可能だった。確かに3球目を打とうとする前に2球目について指摘されていたが、ミケルソンはそのまま3球目をプレーした。ホールアウト後のインタビューでそのことを聞かれ、「それ(2球目)は確かにハザードに入っていた。ウェッジで数ヤード出して、そこからプレー出来たかも知れないけど、球が水に入ったと合図されたから、300ヤード歩いて行って(確認して)、また300ヤード戻るなんてことをしたくなかったんだ」とミケルソン。
「じゃあ、暫定球の宣言をしなかったからプレー出来なかったということ?」と食い下がる記者。「それは問題じゃない。球はハザードに入っていたんだから、何の為に暫定球を打つんだい?僕が打ったら、それはその球がインプレーだって決めたということなんだ」と、苦しい言い逃れを迫られていた。
予選落ちが確定し、土日はセントアンドリュースに行くというミケルソン。ミケルソンが3位に入った2004年、ロイヤル・トルーンでの「全英オープン」前にも、今大会は予選で姿を消している。今回の予選落ちは、果たして仕組まれたものだったのだろうか?(編集部:今岡涼太)