WGC連勝狙うローズ メキシコで「準備は万全」
今週の「WGCメキシコ選手権」で史上3人目の世界ゴルフ選手権2連勝を狙うジャスティン・ローズは、快挙達成へ向け、気持ちも新たに準備は万全のようだ。
4週間の休みを経てチャプルテペクGCへ到着したローズは、昨年中国で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」を見事な日曜の逆転で勝利した。今週は、これまでダスティン・ジョンソンとタイガー・ウッズしか果たしていないWGC連勝のチャンスを手にしている。
2012年の「WGCキャデラック選手権」も制覇している37歳のローズは「4週間休んだので、そうなると、時としてはっきりとした自分の状態が若干定かでなくなることもあるけれど、僕は新鮮な状態でここへ来たんだ」と述べた。
「4週間の休みを取ったのは、基本的には体のバランスを整え直すのが理由だったんだ。昨年末は移動がかなり多くなり、年初にはどこかでそのつけが回ってくるのが分かっていたので、先回りして何週間か休みを取ったんだ」
「自分のゴルフについても、しっかり取り組みたかったからね。確かに僕は良いプレーをしていたけれど、いくつか調整したい部分があったし、こうしてメキシコには準備が万全の状態で来られたよ」
ローズは世界ランキングのトップ50から45人が集結する今週のコースでは、戦略が非常に重要となることを知っている。
「ここは誰にでも合うゴルフコースだと思うし、誰にでも良いプレーをするチャンスがあると思う」とローズ。
「とても戦略的だね。ほとんどの選手はウェッジを多用することになる。今週はホールインを狙うような展開になるね」
大会初出場となる中国の李昊桐は、センセーショナルな勝利を飾った先月の「オメガドバイデザートクラシック」で得た勢いを今週の大会につなげたいと望んでいる。
エミレーツGCでは、残り8ホールの時点でメジャー4勝のロリー・マキロイに4打差をつけられながらも、上がり6ホールで4つのバーディを奪い、大会新記録となる通算23アンダーでホールアウトしてマキロイを1打差で撃破した。
李はその経験が、世界最高の選手たちと競う上で生きてくると確信している。
「ドバイではたくさんの経験と自信を積み上げることができました。これは、これから大きな大会でプレーする上での糧となります」と李。
「世界最高の一人であるロリーと対戦したんです。彼に勝てるのであれば、誰にでも勝てますよ」