2015年 WGC キャデラックマッチプレー

マキロイとケーシーの熱戦は水入りに

2015/05/03 15:38
熱戦が長引き、マキロイはリングサイド観戦の機会を逸した*撮影は松山英樹との決勝T初戦

ロリー・マキロイポール・ケーシーとの間で行われたTPCハーディングパークでの準々決勝は、日没のため日曜に勝負が持ち越されることとなった。

ケーシーは残り2ホールで1アップと優位に立っていたが、17番で3パットし、オールスクエアに戻った。両者ともにエクストラホールでのチャンスをものにできず、日没による視界不良ため勝負は翌日に持ち越されることになった。

「こっちもいくつか危うい場面があったけれど、僕も一つか二つ相手にチャンスを与えてしまった」とケーシー。マキロイはエクストラホール3ホール目で勝負を決する2mのパットを外している。「また明日、ティアップできるのが嬉しいね。単純にそういうことだよ」とケーシーは加えた。

「勝負は決まったかなと思ったけどね。でも、また明日の朝、6時45分にスタートすることになったので良かったね」

「僕らは15番(エクストラホール2ホール目)で互いを見合って、『もう1ホール行こう』と言ったんだ。本当に暗かったんだ。テレビカメラではどう見えていたのか分からなかったけれどね。でも僕らはもう1ホールやることにした」

それに対しマキロイは「終盤、必要なときにピンチをしのぐことができた。いくつか勝負を決められるチャンスはあったね。18番もそうだったし、あそこ(エクストラホール3ホール目)もそうだったけれど、決め切れなかったね」と述べた。

「とても暗くなったので、明日の朝、またプレーを再開することになったんだ」

マキロイとケーシーの勝者は、決勝トーナメント一回戦でJ.B.ホームズを5&3で下し、準々決勝ではルイ・ウーストハイゼンを4&2で下したジム・フューリックと対戦する。

ラスベガスに行く計画はかなわず、ロリー・マキロイは試合会場でピザを食べながらボクシングをテレビ観戦した

松山英樹に6&5と大勝したマキロイは、続く対戦でも早々に決着をつければ、フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオの一戦をリングサイドで観戦することも可能だった。

しかしながら、マキロイが1番でバーディを奪って先制したが、ケーシーは4番、5番、7番でバーディを奪って2アップとし、その後、マキロイがオールスクエアまで勝負を戻すも、14番でボギーを叩いたため、再びケーシーが優位に立ち、勝負は長期戦の様相を呈した。

ケーシーは17番でのティショットがグリーン周りのカラーに掛かってしまう不運に見舞われ、このホールで3パットして、グリーン右側からのパーセーブに成功したマキロイに並ばれた。両選手ともパー5の18番でバーディを奪えず、勝負は14番ホールから始まるエクストラホールへと持ち越されることになった。

両者とも14番では寄せワンでパーセーブを果たし、15番ではケーシーが惜しくもバーディパットを外すと、16番ではマキロイが2メートルのバーディパットを外し、勝負は水入りとなった。

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