2021年 マスターズ

夢を実現させたマッキンタイア 「マスターズ」再訪を確定させる

2021/04/13 20:06
夢の舞台マスターズでプレーしたマッキンタイア(Kevin C. Cox/Getty Images)

24歳のロバート・マッキンタイアは出入りの激しいゴルフで、母国スコットランドのファンを一喜一憂させるも、最終ホールでバーディを奪い、トップ12入りを決めて2022年の「マスターズ」再訪を確定させた。

オーガスタナショナルでのデビューを果たした2019年のヨーロピアンツアー新人王は、通算2アンダーで最終日を迎え、重要な意味を持つベスト12入りを争う集団の真っ只中に身を置いた。

1番でボギーを叩くと、6番ではダブルボギーを叩いたことで、彼の通算スコアはオーバーパーとなり、来年最初のメジャーへの招待を受けるには、別の方法を探さなければならなくなるかに見えた。

しかし、8番、9番、12番でバーディを奪うと、15番でもバーディを奪ってトップ10に浮上した。

16番と17番で連続ボギーを叩いたことで、マッキンタイアは再び圏外へと追いやられるも、最終ホールで4mのパットを決め、「72」をマークしたことで、オーガスタ再訪を確定させた。

「ここは毎年競い合いたい場所なんだ。今年は僕にとって初回であり、見ての通り、それなりのファイトをして見せたわけだけど、一度ここへ来ると、また訪れる機会を逃したくなくなるんだ」

「これで、来年出場できないことは絶対になくなったんだ。僕は先週、最高のゴルフをプレーしたし、僕のゲームはこのコースに合っていると感じている」

「自分のゴルフのプレーの仕方は、このゴルフコースがさせようとしているゴルフのプレーに合っている。あのプレーで締めくくれて、とにかく嬉しい」

「スタート時点で誰かが12位タイという成績をくれると言っていたら、もらっていただろうけれど、一度バトルに身を置き始めると、選手たちがどうやってスコアメイクをするのかが見えるようになったんだ」

「知っての通り、今日はお粗末なスタートだったけれど、いつも通りのプレーで盛り返すことができた。16番と17番は残念なボギーだったけれど、最後は大きなバーディを奪うことができた」

「今、この瞬間こそ、僕が夢見てきたことの全てだし、僕はこのためにゴルフをプレーしているんだ」

「夢は愛おしく思い、それが叶うように願うものだけど、実際ここにいると、今は違う感じがする。あのパットを決めた時の興奮や、クラブハウスへ入ってスコアを眺め、自分の順位を確認するのは、子供の頃からやりたかったことであり、僕らはそれをやってのけたんだ」

「良い面に目を向けないといけないね。最初の年として最高のプレーをしたし、これまで見たことのなかったゴルフコースを自分なりのやり方でどうにかしようと試みたんだ。これまでは、(オーガスタでは)友達とコンピューターゲームでプレーしたことしかなかったんだ」

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